今年もだだちゃ豆が届きました。いつもと違うのは、この味・香りを一番に喜んでくれる人が居ないのです。間に合わなかった。届くと時間との勝負とばかり・・・母がさっさと茹でてくれたものです。私は食べる人専門だったものですから、いざやるとなると、その兼ね合いが難しいのです。
茹でる時にえもいわれぬ・・・いい香りがします。味もさることながら、その香りがいろんな思いを運んで来て、ちょっぴり複雑な思いに駆られてしまいました。上手に茹ったかな?美味しいですか?
だだちゃ豆の由来
福島県の伊達地方から持参した「伊達の茶豆」が訛って「ダダチャ豆」になったのだ・・・と唱える人、又、「新潟県で栽培されている「茶香り豆」が庄内に入って栽培される様になったのだと・・・と唱える人もある。
何時ごろ入った来たかは定かではないが、当地区の白山地域の森屋藤次郎さんの母(初)が、寺田地域より「娘だだちゃ豆」と言う豆を貰い受けて、植えられ、その後毎年、丹念に選種されて栽培されたのが、現在の「白山だだちゃ豆」の始まりである。
(大泉村史より