11時の予定のつもりで、ホテルを朝早くに出発しました。その道中・・・海岸線もさることながら、辺り一面稲穂を刈った田が延々と広がり、それを囲むように連なった山の峰々の美しかったこと。昨夜の鵺の鳴き声が聞こえてきそうな漆黒の闇はなんだったのでしょう。
あまりにも違う世界が広がっていたので、戸惑いさえ覚えました。心休まる懐かしい風景のオンパレードだったのです。田の向こうに見えるのは鳥海山です。頂上はもう・・・雪を被っておりました。
鶴も飛来しており、優雅に空を舞っておりました。牧歌的な風景の連続に・・・我々も舞い上がってしまいました。庄内平野のその広さにも驚きの声を上げてしまいました。

至福の時間が過ぎるなか、目的地に到着・・・みなと合流と思いきや、待ち人がいないのです。なんと私のはやとちり、午後1時を午前11時と間違えたのです。またやってしまいました。穴があったら入りたい心境でした。

どうやら~珍道中の引き金を引いているのは私のようです。
怪我の巧妙・・・時間の余裕が出来たので、急遽、両親のゆかりの地を訪ねる事にしました。まず父が幼少期を過ごした由良海岸の白山島に行ってきました。3000万年前、噴火により出来た島だそうです。来たくても来れなかった父の思いに馳せた時、ちょっと辛かったです。

次は母の思い出の地・・・あつみ温泉に行って参りました。姉が温泉旅館をやっていた所です。代が変わって、今は老人施設になっておりました。屋号のさくらやはそのまま・・・やが家になっておりましたが、建物は昔の名残がありました。両親の思いを遂げてあげられたようで、間違いもたまには許されるかもと、自分で自分に納得させました。同行のお二人さん・・・ごめんなさいです。

お姉さまのやっていらしゃった温泉旅館、さくら屋、残っていて良かったですね~
大きな声では、言えませんが、間違って良かったかも~ね、
何時までも、皆が、ぷりちゃんママの事守ってくれていますよ。